気管支炎・肺炎|妙典ふじさわ内科・呼吸器内科クリニック|市川市の呼吸器内科

〒272-0115 千葉県市川市富浜1-2-3 グリーンフォレスト妙典2F
TEL.047-316-2112
ヘッダー画像

気管支炎・肺炎

気管支炎・肺炎|妙典ふじさわ内科・呼吸器内科クリニック|市川市の呼吸器内科

風邪、気管支炎、肺炎(呼吸器感染症)

咳き込む女性

感冒(風邪)や気管支炎、肺炎、副鼻腔炎などの市中感染症は、咳、鼻水、痰、咽頭痛、発熱、頭痛、関節痛などの症状を引き起こし、急性咳嗽の原因となります。咳に特徴はなく、断続的に咳が出てしまいますが、気管支炎・肺炎の場合は、「横になると咳が出やすい」「咳で目が覚める」「一度咳が出始めると止まりにくい」といった症状の人も一部います。感染症の治療を行っていく上では、まずはウイルス性なのか細菌性なのかを判別することが大切になってきます。

ウイルス性でよく見る原因はインフルエンザウイルス、RSウイルス、ライノウイルス、コロナウイルス、ヒトメタニューモウイルス、アデノウイルスなどがあり、細菌性では、肺炎球菌、インフルエンザ桿菌、溶連菌、モラキセラ、マイコプラズマなどがあります。細菌性では、抗生物質が奏功しますが、ウイルス性には抗生物質の効果がなく、抗生剤を投与することで将来的な耐性菌リスクになることがあるため、使用を控えることが推奨されます。これらの感染症が原因の咳の場合、急性咳嗽(3週間以内)になることが多く、炎症が強い時にはつらい咳になることがありますが、徐々に自然軽快します。

肺炎や気管支炎は、肺炎球菌やインフルエンザ菌、マイコプラズマ、黄色ブドウ球菌、モラクセラ・カタラーリスなどの細菌が原因で生じることが多いのですが、皆様が罹患してしまう肺炎の中には、エンテロウイルスやRSウイルス、ライノウイルス、ヒトメタニューモウイルスといったウイルスが原因で発症する場合もあります。肺炎や気管支炎の治療には感受性のある抗生剤を使用して治療することが基本となりますが、ウイルスが原因の肺炎の際も抗生剤を投与することが多く、その理由は、ウイルス性肺炎が他の細菌性肺炎を合併している場合が多いからです。

ただ、感染症により慢性副鼻腔炎や慢性気管支炎、肺炎・膿胸を発症している場合や、マイコプラズマや百日咳菌、結核や非結核性抗酸菌症などの特殊な感染症を発症している場合には、適切な治療が行われないと3週間以上咳が続く場合があります。
もし、肺炎や膿胸などが見つかり、状態が悪い場合は、総合病院での治療が必要なこともあります。

PAGETOP