便秘
便秘
原因:腫瘍によって腸の内腔が狭くなり、便の通過が妨げられる。
症状
便秘と下痢を繰り返す(いわゆる便通の不安定化)
血便、黒っぽい便
便が細くなる(鉛筆様便)
下腹部膨満感や痛み
体重減少・貧血
中高年で便秘が最近悪化した場合は、大腸がんの除外が必要です。
原因:ポリープや憩室による腸管の変形・通過障害。
症状:軽度の便秘、腹部不快感、時に出血。
原因:腸管の癒着、腫瘍、嵌頓ヘルニアなどにより内容物が通過できなくなる。
症状
激しい腹痛・嘔吐
排便・排ガス停止
腹部膨満
緊急手術が必要になることも。
原因:腸の運動異常やストレス、腸内環境の乱れ。
症状
慢性的な便秘または下痢
腹痛(排便で軽くなることが多い)
ガスが多い・お腹の張り
ストレスによって悪化
原因:代謝の低下により腸の蠕動運動が低下。
症状
慢性便秘
倦怠感・体重増加
皮膚乾燥・寒がり
むくみ
原因:自律神経障害により腸の動きが低下。
症状
慢性便秘または便秘と下痢の交互
手足のしびれ、感覚鈍麻
多尿・口渇
原因:血中カルシウム濃度上昇により腸の運動が抑制される。
症状
便秘
口渇、多尿
倦怠感
腎結石
原因:自律神経の機能低下・腸蠕動低下。
症状
便秘(初期症状として現れることも多い)
手の震え、動作緩慢、表情の乏しさ
原因:腸の神経支配の異常。
症状
排便困難
便失禁と便秘の交互
下半身の感覚異常
原因となる主な薬
抗コリン薬(パーキンソン治療薬、うつ病薬など)
オピオイド鎮痛薬(モルヒネなど)
鉄剤、カルシウム剤
降圧薬(Ca拮抗薬)
抗ヒスタミン薬(花粉症薬など)
症状
服用開始後からの便秘
腹部膨満や不快感
うつ病:セロトニンの低下により腸運動が低下。
拒食症・摂食障害:栄養不足・低カリウム血症で蠕動低下。
妊娠:ホルモン変化と子宮圧迫で腸の動きが鈍くなる。
| サイン | 疑われる病気 |
|---|---|
| 急に便秘が悪化 | 大腸癌・腸閉塞 |
| 便が細い・血便がある | 大腸癌・ポリープ |
| 倦怠感・むくみ・体重増加 | 甲状腺機能低下症 |
| 口渇・多尿・倦怠感 | 糖尿病・高Ca血症 |
| 手足の震え・動作の鈍さ | パーキンソン病 |
| 新しい薬を飲み始めてから便秘 | 薬剤性便秘 |
以下のような場合は、消化器内科の受診が推奨されます。
便秘が急に悪化した
血便・黒色便がある
体重が減ってきた
市販薬を使っても改善しない
腹痛や嘔吐を伴う