
診療案内
診療案内
一般内科では、日常生活の中で比較的遭遇しやすい急性症状や慢性疾患の継続的な治療とコントロールを行っています。また、専門的な高度医療が必要な場合は、専門の医療機関へご紹介し適切な治療を受けていただけるようにする役割も担っています。以下に内科でよく見られる症状を挙げています。複数の症状が出ていて「何科を受診したらよいかわからない」といった場合など、お悩みの際はお気軽にご相談ください。
長引く咳は、様々な原因で起こり、原因を特定できないと治すことが難しかったり、軽減してもまた再燃してしまったりすることがあります。長く続く咳の原因には、がんや喘息などのよく知られている病気がありますが、それ以外にも、一般的には関連性がなさそうな病気が原因で咳が出る場合もあります。
アレルギーは、本来は人体にとって無害であるはずの物質に対して、免疫系が過剰に反応してしまい、多様な症状を引き起こす病態です。免疫系の反応は本来、病原体などの外敵から体を守るための防御機構ですが、アレルギー反応はその機構が特定の抗原(アレルゲン)に対して過剰あるいは不適切に作動してしまうことで症状が出ます。世界的に増加傾向にあり、先進国を中心に有病率が上昇しています。
アレルゲン免疫療法は、アレルゲン※1を低濃度から体内に取り込み、徐々に濃度を上げていき、慣れさせることで体質改善を目指す治療法です。薬物治療(対症療法)とは異なり、根本的にアレルギーを治療する方法として注目されています。従来から注射による皮下免疫療法が行われていましたが、アナフィラキシー※2などの副反応、頻回な通院、そして毎回注射の痛みも伴います。
高血圧とは、血液が動脈を流れるときに血管壁にかかる圧力(血圧)が、慢性的に基準値より高い状態のことを指します。通常、血圧は心臓が血液を送り出すとき(収縮期)と、心臓が拡張して血液をためているとき(拡張期)の2つの数値で表されます。
糖尿病(とうにょうびょう)とは、血液中のブドウ糖(血糖)が慢性的に高い状態が続く病気です。通常、血糖は体にとっての重要なエネルギー源ですが、過剰に増えると体にさまざまな悪影響を及ぼします。糖尿病は一度発症すると、完治は難しいとされており、一生にわたっての管理とケアが必要になります。放置すると、視力障害、腎不全、足の壊死、心臓病、脳卒中など、深刻な合併症を引き起こす可能性があります。
脂質異常症(ししついじょうしょう)とは、血液中の脂質(コレステロールや中性脂肪など)の濃度が基準値から外れた状態のことをいいます。かつては「高脂血症」と呼ばれていましたが、脂質が高いだけでなく、HDLコレステロール(善玉コレステロール)の低下なども含めるため、現在は「脂質異常症」という名称が使われています。
当院の自由診療についてご紹介しております。
一般的に、65歳を過ぎると、肺炎に罹患するリスクが高まります。肺炎球菌は、日常でかかる肺炎(市中肺炎)の中で最も多い原因菌として知られています。また、毎年冬季に大流行するインフルエンザに罹患すると、2次感染として肺炎球菌に罹患する確率が高いことも知られています。このような感染症を予防するために、65歳を過ぎたら肺炎球菌ワクチンを接種することが非常に重要です。接種は、1年を通して、いつでも可能です。
健康診断は、ご自身の健康状態を知り、深刻な病気を予防していくための有効な手段です。特に症状がないから大丈夫と思っていても、生活習慣病をはじめとするほとんどの病気は自覚症状がないまま進行していきます。症状が出て気づいたときには重症化していたということがないように、定期的に健康診断を受けましょう。